本学位プログラムに在籍中の藤原 夏菜香さん(山岳科学学位プログラム 前期2年)の卒業研究をもとにした論文が「日本地すべり学会誌」に掲載されました.この研究では1792年に発生した眉山岩屑なだれの滑落崖を対象として,数十年間における表層崩壊地の変遷を分析しました.少なくとも1940年代以降,豪雨や地震による表層崩壊と植生回復を繰り返す状況にあり,特に2016年熊本地震とその後の降雨イベントによって2015~2020 年の年平均土砂生産量は7.6~9.7×10^3 m^3 に達したことを明らかにしました.
参考文献:藤原夏菜香,八反地剛,森本拓,小倉拓郎(2026)1792年眉山岩屑なだれにおける滑落崖の地形発達と土砂生産量,日本地すべり学会誌,Vol. 63,No. 4,pp. 5–12.
同じく,2026年5月24日~29日にかけて幕張メッセで開催されたJpGU-AGU2026にて,藤原さんは学生優秀発表賞を受賞しました.受賞対象の口頭発表は下記のとおりです.
タイトル:Landscape evolution of the main scarps in volcanic debris avalanches: a comparison of two cases of Mt. Mayuyama and Bandai
発表者:藤原 夏菜香*・八反地 剛(筑波大学生命環境系)・小倉拓郎(一橋大学)・森本拓(島原半島観光ジオパーク協議会)
